このページでは、薄毛や脱毛に悩む方が訪れることがあるかもしれない、皮膚科での治療の実際について、私の体験に基づいたことをお話したいと思います。

脱毛症の場合、自己免疫疾患説が最近有力な説です。 体の中には、外敵を体の細胞と区別して攻撃命令を出す「Tリンパ球」と呼ばれる ものがありますが、脱毛症の場合、このTリンパ球が異常な働きをして毛根を外敵と間違えて攻撃してしまうのです。 脱毛症を起こしている方は同時にアトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性皮膚炎を併発している特徴があります。

さて、治療法ですが、脱毛部分をわざとかぶれさせる薬を塗り、免疫の働きを正常化させる「局所免疫療法」という方法、非常に冷たい液体窒素で脱毛部分に水ぶくれを起こさせ、刺激を与える「冷凍療法」、強いステロイド剤の塗布や弱いステロイド剤の内服により、異常な免疫の働きを抑える「ステロイド療法」、紫外線を当てて免疫の働きを抑える「紫外線療法」など、さまざまな療法があります。 しかし、ステロイド療法では内服となると副作用の危険性もあり、十分な注意が必要です。また、治療をやめてしまうとまた元に戻ってしまう可能性も高く、現在のところ、確実に治る治療法というのは確立されていません。

円形脱毛症などではなく、ストレスや運動不足などが原因ではないか・・と薄々自覚している場合は、その原因を取り除く努力が必要です。また、髪の毛が伸びるのには非常に時間が かかるものです。病院で塗り薬をもらった場合、すぐに生えない・伸びないからといって止めてしまうのは早急です。少なくとも半年以上は使用して、様子を見るようにしてください。髪を育てるのには時間が必要です。


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